■葬送について 【弓】

弓と矢2本右の写真は弓です。銘旗(命旗、名旗)と呼ばれる旗の後を歩いたそうです。
日頃子供が遊ぶ時は写真とは反対に竹を反っていたそうで、写真の様に作ると「それは葬式の時の弓だ」といわれたそうです。
物事を日常と反対にすることは仏事にはよくみられる風習です。
矢は二本用意し、孫が持ち、鬼門(北東、丑虎)の方角に一本撃ったそうです。もう一本はお墓へ。
上棟式などで使われるのと同じで魔除け(破魔弓、破魔矢)の意味ではないかと推測できます。
(注 葬列の順序は地域によって様々です。)
土葬(埋葬)後に墓に立て、弓の弦を片方外し、納棺時に使った石を結び付けて、六角塔婆を打ち込むのに使ったそうです。